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印章コラム06. 〈印章を贈る-日本の文化-〉

-はじめに-

「印章専門店・古橋三栄堂」のHPをご覧いただきありがとうございます。
名古屋市・西区・名古屋城下町の「浄心」にて1953年より
印章専門店としてご愛顧いただいております。
印章彫刻士歴40年以上の店主・古橋宏が接客から製作まで一貫してご対応しています。
ご来店されるお客様は、印章について何もわからないという方がほとんどです。
ご安心くださいませ。用途をお伺いし、丁寧に印材選びをサポートし、もっとも美しい仕上がりとなるよう手書きの文字デザインと熟練の彫刻技術で価値のある唯一無二の印章をお作り致します。
「印章コラム」連載は、印章の知識を少しでもわかりやすく簡単に解説し、お店選びのきっかけになればと思い書かせていただいております。日本の伝統工芸品である、「手書きデザイン・手彫り・手仕上げ印章」の世界を少しでも知って頂き、興味をもっていただけたらうれしいです。

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〈印章を贈る -日本の文化-〉

今回は、-印章を贈る-という日本のお祝い文化について、お伝えします。

読んでくださっている方の中には、親や、祖父、祖母から印章を贈られた経験がある方もいらっしゃるかもしれませんね。学校の卒業記念品でもらったという方も、よく聞きます。
馴染みのない方には、印章は贈り物になるの?と驚かれた方もいるかもしれません。
親から子へ、祖父母から孫へ、大切な人生の節目・記念に、一生使える実用品である印章を贈るという文化は、古くは政府が印鑑登録制度が始まった明治時代から、日本に文化として伝わり、現在でも印章を贈り物にする方はたくさんいらっしゃいます。 

現在は素晴らしい贈り物となる商品が数多くある時代ですが、一生使える実用品であり、名に込めた想いをカタチにした印章は、現代でも日本の文化を伝える、近しい親族だからこそ贈れるとても素敵な贈り物だと思います。

01.人生の節目に印章ギフトをおすすめする理由

なぜ、人生の節目に印章を贈ることをおすすめするのか?
それは、家族だからこそ伝えたい想いや言葉、名前に込めた願いをカタチにして、
自分の証・分身として一生涯使い続けることのできる、唯一の贈り物だからです。
こんなお祝いのシーンに贈ると一生の記念となるのではないでしょうか。

02.贈るにふさわしいお祝いのシーン4選

〈出産祝い・七五三祝い〉

命名に込めた想いや、健やかな成長を祈って、いつか印鑑の意味がわかるように

成長したとき、ご両親から想いや祈りを込めて渡してあげましょう。

〈入学祝い・卒業祝い〉


印章を持つという、社会への一歩を踏み出した証として。お金の教育のひとつとして、印章の使い方をぜひ親子で会話してみてはいかがでしょうか。

〈成人祝い・就職祝い〉

社会人としての大きな門出に、自分を信じて頑張ってほしいというエールの気持ちをこめて。 

〈結婚祝い〉


嫁ぎ行く娘へ、末永い幸せを願って最後の贈り物として。
または、新郎様から普段言葉にできない愛情や感謝の気持ちを込めて。
当店では、ご婚約中にお二人で作りに来店され、両家顔合わせ会でお披露目したという方もいました。
両家にとって特別な思い出になったと大変喜ばれました。

人生の節目に贈られた、家族の絆を感じることのできる印章は、きっと押すたびに贈られた方の顔が浮かび、背中を押してくれる大切な宝物となるでしょう。

03.自分への贈り物として

ご自身のためにお作りになられるかたも大勢いらっしゃいます。印章は社会人としてきちんとした印章を揃えておくことは、生活の上で必須となるからです。保険の加入、自動車の購入、不動産の契約など、いざというときに必要であっても、手彫り印章であれば、数日間の製作期間を頂くことがほとんどです。慌てることがないようあらかじめ、自分にとって一生ものの印章を、”贈る”という気持ちでお作りされるのはいかがでしょうか。

-人生の節目に、一生ものの印章を-

お客様から贈るシーンや、想いをお伺いし、ぴったりの印章をご提案できたとき、贈られた方の喜びのご感想を頂いたとき、私たちは幸せのおすそ分けを頂いたようで、とてもうれしい気持ちになります。

これからも当店では一生大切にお使いいただける印章をご提案し、心を込めてお作りしていきます。
印章を贈りたいとお考えの方は、どんなことでもご相談くださいませ。

印章の基礎知識が学べる印章コラムを全6回にわたり掲載させていただきました。

印章選びのお役に立てましたら幸いです。

今後も印章や伝統工芸にまつわるコラムをお届けしていきたいと思っております。

どうぞ宜しくお願い致します。

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